こころ、動く

元雑誌編集者が心動いたことをまとめます

大晦日に私が着たい着物コーディネート

ご無沙汰しております。自分工房です。

今年も今日と明日の二日となりました。

みなさん、穏やかに一年の終わりをお過ごしですか?
さて、和の装いが増える年末年始、皆さんはどのようなコーディネートを考えていますか?
日常では着る機会が限られる和服だからこそ、年末年始にはしっかり着こなしたいですよね。
日頃タンスの肥やしになっている着物を、数日前に引っ張り出して虫干ししたタイミングで年末と来春に着たいコーディネートを考えてみました。

 

大晦日に着たい着物~実用性を考えてウールの着物

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大晦日に着たい着物は、麻の葉模様(麻の葉繋ぎ)のウールです。

私が大晦日にウールを着るのは、お正月に着物を着る予行演習とセルフメンテナンスがしやすいという実用面からです。

大晦日はおせちの準備も華僑に入り、割烹着を着ていても汚れてしまうかもしれません。そのため、仕事が多い大晦日にはセルフメンテナンスしやすいウールを選んで着るようにしています。

大晦日の帯~ウールに半幅

自宅で過ごすので、基本的には半幅帯を文庫にして過ごします。

お太鼓みたいに堅苦しくならず、とても楽ちんです。
(既婚者は半幅帯を貝ノ口にすべしなどという着付けの教室もありますが、
着物の着付け方の変遷の歴史をたどると、既婚独身に関わらず文庫帯こそが日常的な帯の締め方だと私は思っています。)

肌襦袢の遊び心

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襦袢を見せるのは、少し気が引けますが…
このウールにあわせて、同柄の襦袢を仕立てました。

(麻は成長がとても早い植物で繊維としても丈夫なことから、子どもの成長を祝う意味で、産着など子どもの身につける衣類に好んで描かれる柄です。子どもの健康と成長を願い、魔を払う意味で着せるとてもポピュラーな柄です。子どもに好んで使われる柄だからといって、大人が着用できない柄ではありません。麻の葉模様は、古くは平安時代から生活に取り入れられている柄です。)

 

気持よい新年を迎えるためにしておきたいこと

着物の準備

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私のように、日頃着物をタンスにしまい込んでいる方は、着る前に広げて埃を落としたり、簡単な虫干しをおすすめします。

しまい込んでいると、しわや臭いがついていることがあります。(場合によっては気が付かずについたシミや黴を見つけるかもしれません)

特にハレ着として着るものであれば、樟脳の移り香は気持ちを台無しにしてしまいます。

半日干すと随分と変わってくるので、私は晴れた日に半日干すようにしています。

 

玄関のお飾り・門松

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ところで、年神様(自分の先祖)を迎え入れるための、お飾りや門松の準備はお済ですか?

12/29(二重に苦しむという語呂から縁起が悪いため)

12/31(葬儀が当日飾りであるからと年神様への不敬のため一夜飾りは縁起が悪い)

毎年、作った方が安くつくので、ミニ門松とアレンジしめ縄を作るようにしています。

もしこれから作ろうかな…と思っている方がいらっしゃいましたら、簡単なので参考までに作り方をご紹介していますので、あわせてご覧ください。


ミニ門松の作り方【子供と一緒にお正月準備】マンションや床の間にも最適サイズ | 後悔したくないママのための子育て充実サイト